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第2回 炊き出し 登米市津山若者総合体育館 2011年7月7日〜8日

2011年7月7日火曜日。
この日は料理長にとって、チームワンネスが初めて津山の避難所でお世話になって以来、初めての連休。
料理長のお休みは週に1度、水曜日。月に1度だけ火&水曜日と連休がある。
料理長の家族(奥さんと子供3人)と実家は気仙沼。自身は東京で単身赴任。連休は離れて暮らす家族に会える大切なお休みだが、避難所でのご飯作りの大変さを知り、「今動かずしていつ動く」と単身、津山若者総合体育館にお邪魔しました。

(津波で料理長の実家も、家族が暮らす家も流されましたが、お蔭様で家族、近い親類は全員無事でした。)
 

Uちゃんと料理長はこの日が初対面。Uちゃんは単身でお邪魔する料理長をサポートしに駆けつけてくれた。
避難所では、市から献立表とそれに合わせた食材が支給になり、その献立(作り方&分量の記載はない)に則って、避難所で生活する人たちの人数分の食事を一気に作る。

7日昼:チャーハン・キャベツと油麩の煮物・かぼちゃの煮物
7日夜:ちらし寿司・クラゲの中華サラダ・お吸い物
8日昼:おから・厚揚げのおろし煮・肉じゃが・
8日夜:料理長の判断で焼き肉→冷しゃぶに変更・野菜炒め・キャベツの千切り
避難所で暮らす女性陣はいくつかの班に分かれ、毎日交代で1日3食の食事を用意する。
避難所での1日のスタートは人それぞれ。早い人は平日の朝6時、仕事をしに避難所を出るため、この時間に間に合うように朝食を作り、お昼のおにぎりも用意する。お邪魔した時、ピーク時の300人超よりもだいぶ人数は減っているというお話だったが、それでも100人近くの人がこの避難所で生活していた。
食事の担当になった班は、午前3時半にその日1度目の炊飯器のスイッチを入れる。大きな炊飯器でも1度では人数分を炊ききれず、何度にも分けてご飯を炊かなくてはいけないからだ。
いつ終わるともわからない避難所生活の食事当番。皆さんよく笑顔で続けている。
 
避難所の食事は火を通したもの、特に肉を使った料理が多い。

しかし、南三陸町は、やはり海の町だ。
海の人たちは、毎日でも魚を食べるのが当たり前だったのに震災以降はなかなか食べられない。
気仙沼出身の料理長は、避難所で暮らす人たちの無言の声を聞き、急遽Uちゃん知り合いのお魚屋さんに連れて行ってもらい、少しずつですがカツオの刺身とカツオのあら汁を出させて頂きました。  
 
 

 

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